私達は、小さな塗装専門店です。
初代代表親方の牛嶋久が、甥の英治、長男の博夫と3人で始めた会社です。

元々職人の初代 牛嶋久が腕一本で大手ゼネコンや地元工務店の受注を

まかなってきました。しかし、昨今の不況で工事単価は下がる一方。

最近は満足のいく仕事をすることが難しくなってきていました。

経営もぎりぎりで、毎月職人さんに払う給料も遅れることもしばしばありました。

 

７年前、初代から相談があり、「俺も、もう６０歳。無理がきかない年になってきた。

これからは、今まで培ってきた技術を、下請け工事でなく、直接地元のお父さん、

お母さんにお届けしよう。その為に、竜二、今まで外で学んできた直販の営業で、

住宅塗装に取り組んでくれないか？」と…。

 

正直、悩みました。

私は、次男で大学卒業後、地元企業に就職し１４年間営業職をしていました。

いずれは家業である塗装の仕事も手伝いたいと思っていましたが、

建築の世界は縦社会であり、技術も経験もない私には無理なのでは？とも感じていました。

 

そんな折、友人の紹介で個人のお客様からご自宅の塗替えを依頼されました。

お客様のご希望を一つ一つ紐解いて形にし、職人の本物の手塗り仕事で満足していただく。

こちらがお代をいただく側なのに「ありがとう」と笑顔でお礼を言っていただける幸せ。その時気づきました。

 

個人のお客様に直接私達の思いを伝えることならば、

私が１４年してきたことが絶対に活かせると…。

これからは、地元のお父さん、お母さんに本当によい塗装を直接お届けします。

 

初代 牛嶋 久と、二代目 牛嶋 竜二